2011/12/30

「ニキータ」 から 「レオン」

サム・ライミのシンプルプランで久しぶりに出会った美しいブリジット・フォンダ。
(イージーライダーでおなじみのピーター・フォンダの娘さんです)
彼女が映画「アサシン」のなかで演じたのは孤独な女暗殺者でした。
これは、フランス映画の「二キータ」をハリウッドでリメイクした作品です。

オリジナルの「ニキータ」とは・・・
麻薬におぼれ、終身刑となった少女ニキータ。(アンヌ・パリロー)
政府の元で訓練をうけ、暗殺者として生まれ変わります。
ある程度の自由も与えられるのですが、そこはやはり殺し屋稼業。
細身の身体にこたえる過酷な仕事が待ち受けています。
プロの殺し屋とはいっても、ひとりの孤独な人間。
その重圧に耐えられるのでしょうか・・・。



「ニキータ」では、切ない殺し屋の悲哀をうまく描いたリュック・ベッソン監督。
この作品を撮った彼は、その後あの名作「レオン」をつくります。
僕の大好きな映画のひとつです。

無口で腕は超一流、孤独である意味まじめ。常に淡々と仕事を進めるレオン。ふとした瞬間にちょっとお茶目な部分とやさしさが見え隠れします。
麻薬がらみのトラブルで家族を悪徳警官に殺された10代の少女マチルダ。(演じるのはまだ幼さの残るナタリー・ポートマンです)
同じアパートに住む彼女ををかくまうことになったレオンでしたが・・・。

不器用な殺し屋レオンと幼いマチルダの純愛を、ハードなアクションで包んだ傑作です。
麻薬中毒の刑事役のゲイリー・オールドマンもすごい迫力です。リュック・ベッソンの作品の中では、彼はいつもぶっ飛んでますがここでもやはり見せてくれてます。

ジャン・レノ演じるレオン。まさにはまり役でした。
(まさかドラえもんになるとは・・・嫌いじゃないですが)

エンディングで流れるスティングのシェイプ・オブ・マイ・ハートが、これまた泣かせてくれる、最高のエンターテイメント作品です。



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