70年代に「キャリー」が日本でも大ヒットしましたね。
スティーブン・キング原作のホラーで、ハイスクールでいじめられる女の子「キャリー」の怒りが最後に爆発する映画です。
ひとつの画面上で複数のカメラアングルを見せる、デ・パルマお得意の手法がとても印象的でした。
殺しのドレス |
<犯罪に巻き込まれるセクシー美女> がはまり役でした。
それ以降、あまり僕のみた映画には出てきませんでしたが、久しぶりに見つけたのは「ロボコップ」の警官役でした。
ちょっとおばさんぽくなってましたが・・・
ミッドナイト・クロス |
「サタデー・ナイト・フィーバー」で大ブレイクしたジョン・トラボルタです。
今でこそ、こわもてのごつい悪役ばかりの彼ですが、
当時はすごくスリムでダンスが上手でした。
デ・パルマの「ミッドナイト・クロス」でも、ナンシー・アレンと共演しています。
「殺しのドレス」や「ミッドナイト・クロス」、「ボディ・ダブル」は、ちょっとセクシーな、サスペンスタッチの映画で、わくわくしながら観たものです。
その後のデ・パルマといえば、「スカー・フェイス」や、「アンタッチャブル」などのマフィア映画や、ベトナム戦争の裏側を描いたシリアスな作品「カジュアリティーズ」などを撮っています。
監督の嗜好(思考)も、だんだんと変化していくのでしょうね。
このあたりになると昔のセクシーさや、どきどき感がなくなり、残念ながらデ・パルマ作品とは疎遠になってしまいました。
戦争物やハードボイルドも好きなのですが、なんかデ・パルマに求めるものが違ったんですよね・・・
なので今回は、なんとなく尻すぼみで終わります。