ギーガーの画集 |
衝撃的な映像と緊迫したストーリー、独特な世界観がぐいぐいと迫ってきます。
その雰囲気の源はH.R.ギーガーのコンセプトデザイン。
原画を集めた画集を見たことがありますが、
生命体の骨格と冷たい機械の融合をモチーフにした
ある種のエロティシズムさえ感じさせるデザインです。
監督は巨匠リドリー・スコット。
1979年ですから、今から30年も前の作品ですが古さなどまったく感じさせません。
静かに流れるストーリー、思いもよらない展開。それまでのSFホラー映画の常識をくつがえしたと言っても過言ではありません。
僕が始めてみたのは中3のころ、正月休みでばあちゃんちに泊まっていたときのことです。
ちょうど今頃のはなしです。深夜に、なぜかばあちゃんと二人で見た記憶があります。
小さなブラウン管のTVでしたが、その迫力は半端じゃありませんでした・・・。
この映画で主役のリプリーを演じたシガニー・ウィーバーは強い女のイメージにぴったり。
逃げ場のない宇宙船のなかで、背後から迫るエイリアンは、たった一匹でも「ちょーこえー!」って感じでした。
とはいえ、僕にとってはエイリアンもさることながら、イアン・ホルムの演じる、あの、アンドロイドの暴走シーンが最高に怖かったのでした・・・。